フェラ-リと鉄瓶

       Dent_113

 ”ケン奥山” をご存知ですか?

                
フェラーリ創業55周年記念モデル「エンツォ・フェラーリ」や
マゼラーティ・クワトロポルテ、フェラーリ・スカリエッティなどをデザインした
”ピニンファリーナ”の元デザイン・ディレクター(48歳)です。

”ピニンファリーナ”とはイタリアのトリノにあるデザイン工房の一つで
フェラーリのような小規模なメーカーがデザインを外注する
カロッツェリアの事ですが、その名前は車好きでなくても広く知られて
いるところだと思います。

この山形県出身の日本人が一度も日本国内で就職することなく世界中で
活躍し、体験した数々のエピソードは飽きさせず面白い内容です。
                
                     
                
その1例として
「デザイナー1人の力量を比較すると実は日本人とイタリア人では大して差がない」
 という話には引き付けられました。

 工房内で各デザイナーが新車のスケッチを持ちよりコンペで勝ち抜けると
その人のみが先に進め、負けたデザイナーは手伝う事も
スタジオに入る事も、許されないのだそうです。
そしてドアハンドルからヘッドランプのディテールまで一人でこなすので
相当忙しいものの、これにより全体の統一感が生まれデザインコンセプトを
最後まで貫くことが出来、責任の所在もはっきりする、というのです。

 日本のデザインスタジオでは分担が別れていたり、リーダーが多くなって
プロジェクトやデザインそのものが混乱する事が多々あるところが、
イタリアと日本のカーデザインの決定的な違いなんだそうです。

つまり、日本は個人のカラーを集団が消してしまうのに対して
イタリアはデザイナー個人の特徴を上手く製品に反映させているわけです。
これが日本製品とイタリア製品のセンスの差であって、能力や感性の差ではない
というのだからもったいない話ですよね。
システムの違いでこうも製品に差が出ているとは、、、、
                 
でも車に関わらず、どの世界でも良いアイデアを上司や派閥、クライアント達が手を加え、口を出して台無しになっていく様は見かけられますよね。残念です、、、
             
            
              
あともう一つ面白い話あげると 「砂糖伝説」 です。
日本人にはコーヒーに何も入れずブラックで飲む人が多いですが
イタリア人はみんなたくさん砂糖を入れるそうです。
それは、彼の地では「コーヒーにたくさん砂糖を入れて飲む方が男らしい」
とされているというのだから驚き!
太りませんかね?
            
       
           
○ イタリア人の見栄の張り方
○ 何故フェラーリは高くても売れるのか?
○ 妙なところが似ている日本とイタリア

当等、目次に目を通すだけでも面白そうな本です。
 ”ものづくり”に携わる方には特にお薦めです。

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東京アンダーナイト

赤坂の夜に怪しく咲いたナイトクラブ ”ニュー ラテン クオーター”

かつて日本にも 「コットンクラブ」みたいな店があった!

     Latin_quarter

「コットン・クラブ」とはリチャード・ギア、ダイアン・レイン主演、

フランシス・F・コッポラ監督の映画にもなったN.Y.ハーレムに実在したジャズクラブ。

ギャングのバグジー・シーガル、デューク・エリントンやキャブ・キャロウェイなど

伝説のエンターティナーがしのぎを削った伝説のクラブなのです。 

 丸の内のコットンクラブではありません。念のため 

               

そのコットンクラブを彷彿とさせるニューラテンクオーターの元社長が

回顧する昭和と店の歴史のストーリーです。

 とにかくこの店のステージを踏んだ名だたるゲストの顔ぶれが凄い。

ルイ・アームストロング、 ナット・キング・コール、 ダイアナ・ロス、

サミー・デイビス・ジュニア、 ベン・E・キング、  ザ・シュープリームス

アストラット・ジルベルト、 マンハッタン・トランスファー、 トム・ジョーンズ

ベニー・グッドマンなどなど、、、

「ええっ、こんなに来日していたのおおお」 とビックリです。

出ていないのはフランク・シナトラとエルビス・プレスリーくらいではないか?

と思わせる顔ぶれ。 しかもこの社長はプレスリーには実際に会って

出演交渉までしていた というのだから驚きます。

1ドル 360円 の時代 この店のステージだけのために

わざわざ世界中からスター中のスターを呼ぶのだから信じられない夢の世界。

 客の顔ぶれともなればまたまた凄い。常連の 勝 新太郎、 高倉 健

モハメド・アリ、 ショーン・コネリー、 ロバート・デニーロ、 

ハリソン・フォード、 R・レッドフォード、 長嶋茂雄、 石原裕次郎、等々

            

 そして、この店は力道山が死ぬ直接的原因となった

ヤクザによる殺傷事件の現場となった店でもあるのです。

その40年間に渡り封印されてきた真実が綴られているのはもとより

ホテルニュージャパンの敷地内にあったことから横井英樹からの嫌がらせ、

児玉機関や暴力団、警察関係との絡みなど、華やかな表舞台からタイトルどおり

アンダーグラウンドな話まで、ニューラテンクオーターの「夜の昭和史」は

まさに映画にすべき題材であると確信する内容で、一気に読めました。

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人は見た目が9割

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             私達は子供の頃小学校の先生に

             「人を外見で判断してはいけない」と教えられた。

             でも、それは「人は外見で判断するもの」だから

             そういう教育が必要だったのだ。  逆に言うなら

             「人を外見で判断しても基本的に問題はない。

             ごくまれに例外があるのみである」 といってもよい

                   

とは、著者の竹内一郎氏の弁。なかなか言い得て妙。

仕草見かけに現れる”内面からのシグナル”を

そっと読み取り対応することで、仕事上でも(警察の取調べや

職務質問なんてまさにそうですよね)  近所付き合いでも、

”見た目”が想像以上に有利な情報になり得る事、そして

”見た目”が言葉以外に多くの情報を発信する事、に驚きました。

              

 サングラスに隠される心理も面白かったです。ちょっとサワリを紹介すると、

そこには「自分の内面を覗かれる事なく、相手を観察する気持ち」が潜むそうです。

芸能人のサングラスには「自分の素性を知られたくない」気持ちが、

ヤクザのサングラスには「全能の全てを知られたくない。”底”を知られない事で相手に威圧感を与える。”この人には見えている以上の何かがあるのではないか?”と、相手に思わせたい」という気持ちが、 表れているのだそうです。

紫外線に目が弱いからとか、お洒落としての道具として使うには

サングラスは有用ですが、一般人が真似する「ニセ芸能人」「ヤクザもどき」

の演出は、安っぽく見えてちょっと恥ずかしいですよね。

                   

 他にも車の排気量を表すエンブレムにも現れます。

ある車種の中で一番グレードの低いお買い得車を頑張って買ったはいいけれど

「ナメられちゃいけねえぜ」とそのエンブレムを外して素性を隠す車を良く見かけます。

でも高グレード車を買った人はそれを外す必要がなく、誇示したい位なのだから

かえって外してしまう事が、逆にコンプレックスを吐露する事になってしまう。

およしなさいよ、”底の浅さ”を見抜かれちゃうよ。

むしろ堂々とノーマルのままお乗りになったほうがカッコいいよ。

”たかが車じゃねえか”って感じでさ。 車は小道具、主役はあなた!なのです。

                      

 この本を読んで心底感じたのは、

   身の丈にあった生き方の格好良さ  です。

自分以上に大きく見せる事を見透かされた時のカッコ悪さ、は

想像しただけも寒気がしてきますが、そういう事も含めて

「人は見た目が9割」ってタイトルなんじゃないかな?

着飾りすぎたハッタリの外見も、実は9割見透かされていると。

巷で見かける無理したインスタント・セレブ & なりきりチョイ悪おやじ 

ファッションを楽しむのはいいけど、滑稽な域まで達している人とか見ると

「浮つき感」というか「地に足が着いていない感」が、おかしくて、おかしくて。

平日はスーツ着て上司に怒られているのかな?

なんて想像してしまいます。

                

やはり”中身”の成熟に伴って初めてサングラスやブランド服は身についてくる

と、当たり前の事ですが読んだ後の結論を自分はそう締めくくります。

           

                           

   昔のドラマでありそうなシーン

 父  「オマエに娘はやらん。ナンだ、そんな格好で来て。」

 男  「娘さんとの結婚を許してください。

     お父さんは僕を見た目で判断するんですか?」

 父  「・・・・・・・・・」

                      

こんなとき今の僕だったらお父さんの立場に立ってこう言うだろうなあ。

「外見と内面の両方でワシは判断する。時間、場所、状況、それぞれに応じた服装や言葉遣いがあるじゃろうが!その分別がない貴様には中身がないとみた。」 とね。 

かな~り ヤなオヤジかもね、、、

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アホな二代目につけるクスリ

   Autobacs

このタイトルに、かなり惹きつけられてしまった。

 「アホな二代目」ってまさに俺の事じゃん!

 そのクスリつけてもらいましょか!って感じで即買い。

社長ではないけど、アタクシ実は二代目歯科医院長なんです。

                    

 歯科医師全般を見渡した俺の印象としては

やはり二代目と初代の院長はだいぶ違うような気がするな。

切迫感というか、危機感というか、なりふり構わず感? ギリギリ感?

みたいなヤツが(俺を含めて)二代目にあまり感じないんだよね。

 全国の歯科医院の数はコンビニの2倍、ハンバーガーショップの10倍と

言われている今、多くの初代院長はかなり真摯に経営と医療内容を

模索している反面、二代目は相変わらずお気楽! の様に目に映るんだな。

まあそれが良いか悪いかは別だけどね、、、

                   

 ところで本の内容。  自分にはっぱをかけるつもりで買ったけど

ど~も理想論ばかりで、実際オートバックスの現場はど~なってるの?

実現しているの?難航しているの?どんな対策を立ててるの?と疑問が残る。

過去に読んだ 「勝ち残りましょ、銀座で」 に比べると具体的内容に欠けて

どうも心のプラグに点火しない。

 既存の概念を打ち破る住野社長の姿勢やアイデアは痛快だけど、

お気楽二代目の突拍子もないアイデアの連発に対して、それを具現化

しなくてはならない下々の社員たちの苦悩が目に浮かぶようだ。

「殿、ご乱心!」 「ご無体なぁ~」 と、悲鳴が聞こえてきそう。

                

 しかし、共感できる節があった。

                  

「トップの代替わりによる事業継承で問題を抱えるところを見ていると、多くの後継者達は努力を怠っているような気がしてならない。~~~   もっとも、譲る側の先代にも問題は多い。やはり一度後継に任せると決めたならば、徹底して全てを任せるべきなのだ。 自分の率いてきた幕閣全員を引き連れてスッパリ身を引き、相談役のような何か肩書き的なものは与えられるにしろ、実権は持たない。 会社にも出てこないで、家で畑でも作りながら隠居生活を楽しんでいるくらいがちょうどいいのだ。 そうでなければ後継者がやりにくくて仕方がない。」(住野公一 著)

                 

これ、ものすごいリアルな話なんだよね。 

とくに医療ともなると、先代と二代目では大きく理念が異なるから、結局

跡を継がず、袂を分って親子で別々の歯科医院を開業する事も珍しくない!

出来れば、住野社長には直にお会いして相談を受けてもらえれば

一番嬉しいのだけど、、、

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餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

タイトルにつられて読んでみました。
私の仕事は大会社の経営ではありませんが、この手の本も面白かったです。
                         
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過去に、カネボウやライブドアの粉飾決算が問題になりましたが
日産自動車における「逆粉飾」なるものがあるとは知りませんでした。
粉飾ぎりぎりの決算でも、カルロス・ゴーンの会計戦略に掛かれば
「V字回復」と賞賛されるのですから、綱渡りのような厳しい世界なのですね。

 「主人の足跡のない畑は実りが少ない」と言われます。
社長は現場を見て現状把握するべき という事の例えなのですが、
現場に出向かなくとも、会計や簿記の知識が豊富だと
デスクの上でもかなり現状把握が出来るものなんだなあ!と目からウロコ。

この本を読んで経理というものに興味が芽生えました。

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日本一ベンツを売る男

 現在 日本国内で走っている1000万円以上の乗用車のうち
その40%がメルセデス・ベンツなんですって。
日本人が最も好む高級車といって良いのでしょう。
             
 安全性重視、下取りが高い、虚栄心、乗り心地のよさ、
威張りたい、モテたい、等々購入理由は色々あると思うけど、
ベンツに乗りたがる人って大抵似ているように感じませんか?
いかにもって人とかいるでしょ。

 ロレックス、 ゴルフ、 ハワイ、 これがベンツオーナーの三種の神器と
常々僕は思うのですが、あなたの周りのBENZオーナーは如何?
             
  Book_1
          
 この本は「バブルと寝たオヤジ」とでも言うか、バブルの大波に乗り
それに飲み込まれず「失われた10年」までも乗り切った痛快なおっさんの話。
この吉田満というセールスマンは、ベンツオーナーというマスと時代にピタリとあった時代の申し子のように思えます。

 勿論たくさん苦汁を飲み、ご苦労なさったと思いますが、率直な感想として
彼の営業はナンパしているかのような印象を受けました。
 口説き落とすのに 得意な女、苦手な女 があるように
彼の得意なタイプが、ちょうどベンツ好きと重なっているかのような?
そして更に勘や感覚だけを頼りにする特殊な営業方法とあっては、ちょっと真似できそうにありません。

 でも車好きゆえに、多くのヘッドハンティングの誘いを断り
ベンツの販売にこだわり続けた なんてイカす所もあるんですよ。

深く感心したのは
 「Mercedesを買うお客様は、絶対に曲げられないこだわりや趣向があるのです。   だからこそベンツのサービスにはマニュアルが通用しません」 ってこと。
当たり前ではあるんだけど、客が望んでいるものを察知する嗅覚と観察力は日々の努力と経験なくしては備わらないものであり、客を性別や年齢、職業でひとくくりするマニュアル的思考を持たず、ひたすら一人一人の要望に確実に応えて、セールス日本一を目指したその行動力とモチベーションは凄いの一言に尽きます。
 そしてなによりも彼自身が大の車好きであること。
お客さんと車の話で盛り上がり、”喜んでもらう事”を”自分の喜び”
としている偽りのない真心に敬服しました。

自分の仕事を好きになる。 大事な事であり、幸せな事ですよね。

 オイラはどうか?
彼に比べるとまだまだ仕事に対する愛情は薄いような気がしてきました。
   
     
              
            
                
 でも、ぼかあ遠慮したいな。メルセデスは、、、
「あんた、Benz買ったのか」って言われそうでさ。

たとえA classを買ったとしても、ご近所の奥さんはヒソヒソ言うだろうよ。
 「セニョールさんち、ベンツ買ったそうよ~」
 「いいご身分よね~」 みたいな

でも、アストン・マーチンだったらこうはならないだろう。
 「セニョールさんち、アストンのヴァンテージ買ったそうよ」
 「何それ、バンドエイドがどうしたって?」
                     ってな具合でさ、、、、 

                

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石原真理子

 遅ればせながら「ふぞろいな秘密」を読みました。

Fuzoroi


 渡米するまでの10年間の芸能生活の中で、
これでもか! というほどの男性遍歴には唖然。

木村一八とのたった2週間の付き合いまでも、ご丁寧に書いてあるとはいえ
本編には載っていない川崎麻世、森本レオ、俳優O、芸人Sの
存在も考えれば言葉を失う。

しかし田原俊彦が実名で出ていて、なぜ近藤真彦がKさんと伏字なのだろうか?


 あと、藤谷美和子の事にも触れているが
どっちもどっちのような気もする、、、

 いっそガチンコ対談(対決)を見てみたいな。
年末あたりに「プッツン Dynamite!! 」と題してさ、、、
その時のオオトリのカードは 
江原啓之 VS 細木数子の「ずばりオーラ対決」 で決まりだ!


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お薦め本

 「勝ち残りましょ、銀座で」 という、見るからにやる気が沸いてくるようなタイトルの本を読みました。
               
Book

         
 一言で言えば「女 細うで繁盛記」的な話です。

 創業者が一代で大きく育て上げたテーラーや不動産会社を
二代目の息子がバブルの追い風とともに食いつぶし
その嫁さん(著者の鰐淵美恵子さん)が立て直すという
意識が遠のくような半生を綴った内容ですが、
常に、希望とモチベーションを失わず意思を貫く姿勢は
自営業者なら拳を握りしめながら共感できること請け合いです。

          

 「おかしな、小さなプライドが本当はできる事を邪魔する。
  これは人生においても大きな損失になりかねない。」

           
 「スピード経営が叫ばれる昨今、成功している会社は
  他の人が手を上げる前に、手を上げているから成功する」

            
 「生き残れるものは強いからでも、賢いからでもない。
  環境に最も適応したものである。」

                   
 「盛んなる所に人は集まれり、衰退していく所から人は逃げていく」


脳みそをシャッフルさせられるような名言の数々、、、
進化し続ける事 の大切さは僕も頭ではわかっています。
でもなかなか行動に移すのが重いんですよね~。
著者は最後にこう記しています。
 
 「改革をためらわず、色々なものを切って前に進む覚悟と決心が必要。
  人は過去と同じことをしたがるもの。変化を拒むもの。
  だからこそ決断が必要なのです。」

尻を叩かれたような思いがしました。   押忍!
             
                 

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